Since 2003/2

インシデントレポートBBS

スパム攻撃に耐え切れず、閉鎖してしまいました。

再開の目処は立っておりませんが、
今まで頂いた投稿など観覧できるまでは復活させるつもりです。

気長にお待ち下さい。2006年8月
インシデントレポート 03/2/19l更新
相互リンク集 04/2/3更新
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ごあいさつ

 シーカヤックの人気の高まりとともに、各地から伝わってくるインシデント(事故)やプレインシデント(もう少しで事故になりかけた事態)の話も増えてきているようです。これらの中には、ちょっとした知識で防げたはずのもの、あるいはちょっとした知識のおかげで実際に未然に防げたというものも、決して少なくないはずです。

 山の世界では「個人経験至上主義」が強いそうですが、残念なことにシーカヤック界にもその影響は少なからずあるようで、大ヴェテランの中にも、
「事故の情報なんていくら読んだって無駄。結局は個人個人が経験を積む以外にない。」
と公言される方もいらっしゃるようです。

 しかし、漕海屋はそうは考えません。確かに、個人の経験によってしか学べないものもたくさんあります。こうしたものは、いくら読んでも身につくものではないでしょう。あるいは、技術がともなわないと防げない事故があるのも確かです。
 しかし、ちょっとした知識で簡単に防げる事故もたくさんあるのも事実なのです。そして、このサイトで我々がやろうとしているのは、後者の「知識で防げる事故だけでも、防ごう」とうことなのです。

 これは、アドヴェンチャー・ツーリズム先進国、ニュージーランドのシステムにならったものです。各アウトフィッターやアウトドア教育機関は、事故の情報(インシデントレポート)を蓄積し、分析と対策を全員で共有して類似事故発生を防いでいます。規模は少し小さくなりますが、アマチュアのカヌークラブなどでも類似のことはやっているようです。
 これをニュージーランドだけにとどめておくのは、いかにももったいないことです。ならば、全日本規模で導入してしまおう。その呼びかけにたくさんの仲間がこたえてくれ、このサイトに繋がりました。

 『インシデントレポートBBS』では皆さんが遭遇したインシデントやプレインシデントを報告し、多くの人の頭脳を集めて原因や対策を話し合って、1人の体験を多くの人の経験として共有し、安全性を高めていこうという試みです。

 「知識で防げる事故だけでも、防ごう」とは申しましたが、もちろんこのサイトにレポートされている事例すべてが、知識だけで防げるものではありません。そもそも「知識で防げる事故」と一言でいっても、実際には個人差もあるでしょう。

 また、マニュアル本だけを読んで分かったつもりになるのが愚かなことであるのと同様、インシデントレポートを読んだだけで危機管理技術が身についたと勘違いしてしまうのも、好ましいことではありません。
 あるいは逆に、ある程度の経験を積んでいないと、レポートそのものが理解できないということもあるでしょう。

 ですから、このインシデントレポートBBSやインシデントレポートも、決して万能ではありませんし、経験の無さを埋めてくれる魔法のツールでもありません。
 しかしながら、あなたがこのサイトで事故原因の究明や再発防止対策を読み、一緒になって考え、あるいは議論に参加することには、日本シーカヤック界のために大きな意義があると信じます。

 なお、インシデントレポートBBSは批判、非難、誹謗中傷の場ではありません。あくまでも、これから海に漕ぎ出す方たちに有益な情報を残すことが目的です。ですから
「無責任だ」
「考えが甘い」
「お前が死ぬのは勝手だが、そのせいで我々シーカヤッカー全員が
迷惑する」
など、インシデントに遭遇した方への個人批判は控えてください。罪を憎んで人を憎まず。個人批判をするかわりに、インシデントそのもののメカニズムと対策を、色んな観点から考えてみようではありませんか。

 すでに、公開前のテスト運用の段階でも、多くのパドラーたちからたくさんの報告がよせられ、建設的な意見が交わされています。今後も1人でも多くの方がご参加くださり、1つでも多くの観点から議論がますます発展することを願っています。

 そうして練り上げられたレポートは、『インシデントレポート』のページにまとめてあります。これらが日本のすべてのシーカヤッカーの共有財産となって、事故防止に役立つことを心より祈っています。
 このインシデントレポートBBSは、参加資格をまったくもうけておらず、全ての方に開放しておりますので、ご遠慮なくご利用ください。


2003年1月吉日
発起人吉川 寛

Ryu H. Takahashi 
(文責:Ryu)